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食品加熱時の『突沸』に注意!
No.42 / Group:
Date: 2014/12/05 [修正]
 飲み物などを加熱した場合、急激に沸騰が起こり、中身が飛び散る「突沸(とっぷつ)」という現象が起こることがあります。

『突沸』ってなに?
 液体を温めると、温度が沸点(水であれば100℃)に達して泡が出始め、次第にブクブクと激しく出る状態となります。この現象が「沸騰」です。
 まれに、液体が沸点に達してもブクブクと泡が出ない状態になる場合があります。これを過熱状態(過加熱状態ともいう)といいます。
そして、過熱状態の液体に何らかの刺激(振動や調味料を入れるなど)が加わると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出ます。この現象を「突沸」といいます。

 コーヒーや豆乳などの飲み物を急激に温めた場合、気泡発生の核となるもの(器の内側の凹凸、液体内の微細な固形物など)がないと、その液体の沸点を超えても沸騰しない過熱状態になります。そこに振動が加わったり調味料などが加わるなど何らかの刺激によって、突沸が発生します。

 また、みそ汁やとろみがある食品は、対流が起きにくく、鍋の中に温度差が生じ、温度の低い部分が、過熱状態の部分の沸騰をおさえている状態になり、突沸が発生することがあります。

突沸が起こらないようにするには、
▼ガスコンロなどでは、ときどきかき混ぜる
▼電子レンジでは、長時間の加熱は避ける


↓国民生活センターによる「突沸」の動画です。↓

https://www.youtube.com/watch?v=L1Kp0-NCJRs

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